2005年10月23日

「10年前の合格発表(小説風に)vol.3」

【前回までのあらすじ】

合格者名簿に自分の番号を見出せず、ショックを隠せないジョージ。

地下道をいく人々の流れの中で呆然と立ち尽くすも、今やるべきことは来年に
向けて走り出すこと。

そう思い立った彼は、自室に戻り、受験勉強を再開すべく準備を始める。

そのとき、留守電のメッセージランプが点滅していることに気付いたジョージ。

いったいそのメッセージとは・・・

   *   *   *

(誰からだろう?)

何の気なくメッセージ再生のボタンを押した。

品の良い女性の声が流れた・・・

「合格おめでとうございます。A監査法人の○○と申します」

(・・・???)

「過日、内定された合格者の方々にご連絡いたしております。
入社手続きは・・・」

ジョージは混乱した。

(合格?何のことだ?)

(自分のことか?いやそんなはずはない。オレは落ちたんだ・・・)

(なのにおめでとうだって?)

(冗談にもほどがある!なんてタチの悪いジョークだ!)

ジョージはその場で、A監査法人へダイヤルを回した。

「先ほどご連絡いただきましたジョージ(仮名)と申しますが・・・」

「あ、この度はおめでとうございます」

「いや、おめでたくはなくてですね・・・」

多少の腹立たしさを感じつつ、ジョージは続けた。

「入社手続きのご連絡をいただいたのですけれども、私は落ちてしまい
ましてですね・・・」

「え?少々お待ちください」

しばし待機メロディが流れる。

「受験番号****番のジョージ(仮名)様でいらっしゃいますよね」

「はい、そうですが」

「えーと、合格されているようですが・・・」

「・・・」

「・・・」

「ほ、本当ですか?!!」

ウソを言ってもしょうがないだろう、落ち着けジョージ。


(いったい彼に、何が起きたというのか?

 オチは、そろそろ気付かれている方も多いと思われるが・・・

 驚愕(?)の事実!それは次回で)

posted by ジョージ at 01:19| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月11日

小説風コラム「10年前の合格発表」(ひっそり改題) vol.2

(前回のあらすじ)
合格発表の当日、合格掲示板を見たジョージ。

しかしそこに、彼の番号はなかった。

いつしか地下鉄構内でぼんやり立ち尽くすジョージ。

彼の胸に去来する思いとは・・・

   *   *   *

(・・・落ちたらしい)

(落ちたのか)

(ならしようがないな。俺は落ちた・・・)

大勢のスーツ姿の人々が、ジョージの目の前を行きすぎていく。

(おかしいな。落ちるつもりはなかったのにな・・・)

「落ちるつもり」の受験生などいるはずもない。

しかしそのとき、なぜか彼の頭の中には、不思議と「落ちる」イメージは
なかった。

ちなみに直前の全答練で、彼は合格レベルの判定を得ていない。
むしろ「このままいくと落ちますよ」という評価しか手にしていない。

なのに、落ちるつもりは毛頭なかった。
というか、落ちる気が全くしないというのが正直なところだった。

最後の答練でも合格判定は出せなかったものの、その後自分は、誰にも
負けないくらいに勉強してきた。

「結果の出る勉強」を150%やりとおしてきたという自負があった。

自分自身に対する信頼があった。

そう、「信頼」だった。

自分に対する信頼、自身が積み重ねてきた努力に対する信頼が、
彼の心を強く支えていた。

しかし現実は・・・

ふと、ジョージは腕時計を見た。時刻は午前10時半。

(落ちたのならしょうがない)

その現実を受け入れた。

(受かるまでやると決めているのだ。ならばやることは決まっているだろう)

ジョージは改札をくぐった。

(来年に向けての勉強だ)

まだ10時半。今から自室にいったん戻って、予備校へ行こう。

(今日これから、少なくとも10時間は勉強できるな)

そう思った。その瞬間、もう迷いは消え失せた。

いったん身体から抜けた力が、ふたたびよみがえってくるような感覚と
ともに、家路を急いだ。

六畳一間のボロ・アパートに戻り、参考書・答練集をかばんにつめ、さあ
出かけようとしたそのとき。

留守電のランプが点滅していることに気が付いた。

(誰だろう?)

ジョージは、「メッセージ再生」のボタンを押した・・・


(来年へ向けてふたたび走り始めたジョージ。メッセージは彼に何を
語りかけるのか?それは次回で)


(メールマガジン「公認会計士にイッパツで合格する法」編集後記より)

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posted by ジョージ at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月07日

私小説・合格発表の朝 〜サクラ咲け!〜

公認会計士2次試験の合格発表の季節になりました。

毎年この時季になると、自分が合格発表を見に行ったときのことを思い出し、
なつかしくなります。

約10年前の今頃、私ジョージは地下鉄構内の太い柱にもたれかかり、
地下道を行く人々をぼんやりと眺めながら、呆然としていました。

(落ちたか・・・)

このとき私の頭の中には、この言葉が幾度も去来していました。

たった今見てきた合格発表掲示板に、自分の番号はありませんでした。

(あれ、ヘンだな・・・)

何度も合格者の受験番号を見直します。

上から下へ視線を滑らせるのですが、どうしても自分の受験番号は
スキップされています。

(ということは、落ちたんだよな・・・)

その後、私はアタマ真っ白状態のまま、ぼんやりと地下鉄の改札まで
歩いてきたようです。

そこで思考停止状態に陥った私は、相変わらずぼんやりと考えていました。

「これからどうしよう・・・」


(ジョージの運命やいかに?それは次号にて)

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posted by ジョージ at 22:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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